むくみの原因と解消法
- Shigeo Sensaki
- 2021年10月18日
- 読了時間: 4分
こんにちは、息吹(いぶき)整体院 千先です。 今日はむくみについてお話したいと思います。 夕方になると足がむくんで足首には靴下の跡が・・ お酒を飲んだ次の日は顔がむくんでパンパンに・・ 最近手がむくんで指輪が抜けなくなっちゃって・・などなど。 むくみは体のいろんな場所で起こる悩みの種ですね。 特に女性の方は気になることだと思います。
むくみの原因ってナニ?
むくみとは、皮膚の下に余分な水分がたまった状態です。 毛細血管から細胞の間に流れ出る水分が多くなったり、 毛細血管やリンパ管へ吸収される水分が減ることによって起こります。 では、どのような時にむくみは起きるのか? 原因の多くとして挙げられるのは血液の循環が悪くなった時です。 立ったまま、あるいは座ったまま体をあまり動かさないでいると ふくらはぎの筋ポンプ作用がうまく働かず足の血液の循環が悪くなります。 また、補整下着などを着用し必要以上に体に圧力をかけてしまうと 血液循環が悪くなりむくみにつながる場合があるので注意して下さい。 食べ物では塩分の摂り過ぎがむくみに直結します。 体には塩分濃度を一定に保とうとする働きがあるので、 塩分を摂り過ぎるとそれを薄めるために水分をためこみやすくなります。
むくみに対する正しい理解を
「むくみ解消のためには水分を控える」 この言葉みなさん1度はお聞きになったことがあると思います。 先程もむくみ=余分な水分だとお話しましたが、 だからといって水分を控えればむくみを解消できるかというとそうではありません。 また、水分を摂り過ぎたからといって、それが原因でむくむわけでもありません。 人の体には適切な水分の割合があり、それを維持する仕組みが備わっています。 水分が足りなければ喉の渇きますし、水分を摂り過ぎれば尿として排泄されます。 むくみの主な原因は水分量ではなく血液の循環が悪くなることです。 水分と同じようにお酒にもむくみに対する誤解があるように思います。 お酒をたくさん飲むと次の日の朝は顔がパンパンに・・ これウソです。 もう都市伝説といっていいレベルの話かと(笑) アルコールにはお茶と同じように利尿作用があるので、 体の中に水分をためこむというより、むしろ体の中から水分は減るはずなんです。 では、なぜお酒を飲んだ翌朝の顔がパンパンになるのかというと、 ①お酒とを飲みながら食べている物に塩分が多く含まれていることが考えれる ②お酒を飲んですぐに寝ると抗利尿ホルモン(←体の外に水分を出さないようにする)が出て 本来なら排出されるべきお酒の水分が体の中にためこまれる この2つが原因として考えられます。 お酒の量の調整ももちろん大事だと思いますが おつまみや飲んだ後ベッドに入るまでの過ごし方を見直してみてはいかがでしょうか?
正しい知識でむくみ解消♪
ここまで読み進めるともうご理解頂けてると思いますが むくみの解消に有効なのは血液循環をアップさせること、塩分を摂り過ぎないことです。 そのために今日からできることをご紹介いたします。 ☆末梢血管を温めて血行改善☆ できるなら体を動かしてふくらはぎの筋力をアップさせることが理想的ですが 正直なところなかなかハードルは高いと思います、私も含めて・・ ですので、身近なことから取り組んでみましょう。 即効性があるのはシンプルですが体を温めることです。 体が冷えていると毛細血管の血液循環が悪くなりむくみにつながります。 入浴もシャワーですませるのではなく、湯船につかることを習慣付けるといいですね。 末梢血管に特化した考え方をするなら、手浴や足湯もオススメです。 ☆カリウムの力を借りてナトリウムの排泄アップ☆ カリウムは腎臓でナトリウムのバランスを調整してくれる作用があります。 必要以上のナトリウムが体内にある場合、尿中への排泄を促してくれます。 身近な食品ではほうれん草や小松菜、アボカド、バナナなどに カリウムが豊富に含まれていますので積極的に摂るのがいいでしょう。 ただ、1つだけ注意して頂きたいのは腎臓が悪い方です。 腎臓の具合が悪い方ははカリウムを摂り過ぎると不整脈を起こすことがあるので 摂取量には十分注意なさって下さい。 こうした日々の生活のちょっとした工夫でむくみが解消できるなら 気軽に始めることもできるかもしれませんね。

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